アフィリエイトプログラム、ASPってなに?
アフィリエイトプログラムの概要
アフィリエイトをするに当たっては、三者の関係が存在することを覚えておく必要があります。
まず、広告を出稿する企業です。
商品やブランドシリーズ、企業そのものを宣伝するために広告を出し、最終的に報酬を提供することにもなります。
この出稿主である企業はASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれる、いわば広告の仲介会社に広告を出します。
CMの世界で言うと広告代理店のようなもので、企業から宣伝したい商品などの依頼を受けて、広告を作り、広告を打つ場所を探します。
そして、ASPは広告を貼ってくれるサイトを確保するために、アフィリエイターを募集して契約を結ぶのです。
出稿主である企業とアフィリエイターは直接つながることはなく、常に仲介業者となるASPを通すことになります。ASPでは、どこにどの広告が貼られているかを把握すると共に、広告のクリックがあった場合、広告から販売サイトに入って購入がなされた場合にその情報を感知し管理を行います。
その上で、報酬を確定し広告主である企業から報酬をもらい、その一部をアフィリエイターに支払うという形になります。こうした関係を覚えておくと、アフィリエイトの仕組みが理解できるでしょう。
ASPを選ぶ際のポイントとは?
こうした仕組みになっていますので、アフィリエイトを始める場合には、ASPに登録してそこから広告を提携していくことが必要となります。
そのため、アフィリエイターにとってはどのASPを選ぶかというのは、収入を決める大事なポイントとなります。
いくつものASPが存在しますので、それぞれの特徴を捉えながら自分に合ったところを利用するのがベストです。
まず、広告主である企業の分布というのをチェックしてみましょう。
ASPは何万という数の企業や商品と連動していて、ありとあらゆる業界の広告を持っています。しかし、ある程度の傾向というものがあるのです。
たとえば、情報商材系に強い、書籍系に強い、小規模な会社との提携をたくさん持っているなどです。どこのASPに登録するかによって、アフィリエイトサイトで取り上げられる商品の内容が変わってきますので、自分が紹介したいと思う商材が多いところを選ぶのは、サイト作りを簡単にするポイントとなります。
また、報酬体系がどうなっているかを見るのも大事です。アフィリエイト広告の報酬体系は、広告をクリックするだけで報酬が発生するタイプと、広告をクリックして販売サイトに行った後、そのサイトで商品を購入して初めて報酬が発生するタイプとがあります。
クリック報酬制の場合は気軽に収入が得られますが、単価は低いという特徴があります。一方で成果報酬型の場合は、販売までこぎつけるのは大変ですがその分報酬が高いというメリットがあります。
もちろん、どのASPも二つの報酬体系を持っていますが、クリック報酬型の広告の割合が多いASP、逆のASPもあります。自分のアフィリエイトの手法として向いているのはどちらかを考えて、やりやすい広告を選ぶことが大事です。
上手にASPを使っていくことがアフィリエイト成功の秘訣
このように、それぞれのASPによって異なる特徴があります。最初は、より自分に向いたところを選んで専属でアフィリエイトに使っていくことができます。
しかし、徐々に慣れてきたら、複数のASPを使い分けるという方法にも挑戦していきたいものです。というのも、同じジャンルの商材でも、あるASPでしか扱っていない商品というのが結構あるからです。
たとえば、アフィリエイターに人気のクレジットカード申し込みですが、一つのASPだけではすべてのクレジットカード会社の広告を網羅できませんので、複数のASPを使ってできるだけたくさんのクレジットカードを紹介することができます。
やはり、同じサイトにたくさんのバリエーションがあった方が、ユーザーも情報豊かで信頼しますので、ASPを複数使っていろいろな商品を紹介した方が良いのです。
この際には、ASPごとの違いや制限に注意する必要があります。場合によっては、同じサイト、もしくは同じページ内で異なるブランドやASPの広告を貼ってはならないという規約を設けているケースがあります。
また、ASPごとに広告バナーのデザインが違うことがあります。統一性のあるページの作りにするためには、一工夫必要となりますので、単にバナーを貼っていくというのではなく、見た目の良いページにできるよう考えることが大事です。
このように、アフィリエイトに欠かせないASPは、それぞれの会社でメリットと特徴が異なります。それぞれの特徴を上手につかって、自サイトの中に入れ込んでいくことで、より効率的で利益の出やすいサイトにしていくことができます。ASPについての情報も収集し続けていくようにしましょう。