マスクはすでに売れ残っています【供給過剰で値下げ競争に】
コロナウイルスが流行する前は、マスクは安売り競争の商品でした。
どこのドラッグストアに行っても、棚に山積みになって安売りされていたものです。
2020年の2月くらいまでは30枚セットで500円か600円ぐらいで買えていたものです。
それがなぜか今では3000円以上。おかしいとは思いませんか?
マスクの値段が上がった理由
それではなぜマスクの値段は5倍以上に跳ね上がったのでしょうか?
それはマスクの供給源がほとんど中国だったからです。まず中国で品薄になり、さらには世界中のコロナウイルスの流行によって、今までマスクを使っていなかった人たちが世界中で急に使い始めたためです。
それによって中国の業者が値段を上げたんですね。つまり原価が跳ね上がった。もちろん儲かるからです。
以前のマスクの原価は1枚3円から5円です
つまり30枚で90円。そして消費者の手元に届くまでに問屋と小売店が儲けをプラスします。
そうすると大体500円か600円での売価となるわけですね。
ところが値段が跳ね上がった後のマスクの原価は1枚あたり40円から50円です。つまり10倍ですね。
これだと30枚で1500円の原価になるわけです。
ここから問屋に入りさらに小売店に入るわけです。これによって市場での売価が3000円とかになるわけなんですね。
異業種メーカーがたくさん参入して結局は供給過剰
その後シャープやらアイリスオーヤマ等多くの異業種メーカーがマスクの生産に入りました。
シャープのマスクなんて税込送料込みで3980円ですよね。そしてなぜかそこに顧客が殺到している。全くもって意味不明です。
今まで500円とかでスーパーで安売りで買っていたものを、どうやったら3000円以上のお金を出すことができるのでしょうか。
そんなに高いお金を出すくらいなら、自分で簡単に作れるではないですか。
これが恐怖に怯えた、消費者心理なんですよね。
マスクの原価なんて本当はものすごく安いんですよ。
中国では5円ですが日本でも10円ぐらいでできるはずです。それを問屋を通さず小売店にも卸さず、自分たちでインターネットで直売りしているのがシャープですよ。どんだけボロ儲けなんでしょうか。
本当に困っている国民の為にマスクを作るならば、そこまでボロ儲けしますか?
結局はみんな便乗商売、便乗値上げなんです。
アメ横でマスクが売れなくなって値段が下がっている
ところで5月に入ってから供給が爆発的に増え、一般市民の元にも届くようなってきました。
するとここで困るのが小売店です。
高い原価でたくさんのマスクを仕入れてしまっていますが、もうすでに今日給料が増えているので売れ残っているんですね。
この間のニュースでやっていましたが、上野のアメ横ではもうマスクが売れなくて困っているそうです。
新大久保でもどんどんマスクの値段が下がっているそうです。
マスクなんてもうどこでも手に入りますよ。だから焦って3000円以上のボロ儲けのマスクを買う必要なんてもうないんです。
だからもう皆さん冷静になりましょう。
ここでまた思い出してください。
以前はマスクは30枚セットで500円とか600円で購入できていたんです。
今はその時以上にマスクを生産する企業が増えていますので、更なる供給過剰になり、以前の価格に戻るのはもうすぐです。