サバ缶のさらにおいしい食べ方
おいしく手軽に食べられて栄養も豊富という理由から、大人気のサバ缶。
一時期は売り切れが続出するほど品薄になっていましたが、また店頭で見かけるようになってきました。
時短料理の食材としても活躍するサバ缶の料理方法やおいしい食べ方、そのまま食べるときの上手な温め方などをご紹介します。
優れた食品、人気のサバ缶
サバは良質なたんぱく質や脂質、ビタミンDのほかに必須脂肪酸であるDHAやEPAなどを多く含む、栄養価の高い魚として知られています。
この栄養豊富な青魚を利用したサバ缶は、スーパーやコンビニエンスストアで買うことができるとても便利な食品です。
魚には旬の季節がありますが缶詰ならば年中通して利用できるうえ、保存がきくので非常食としても重宝します。
サバ缶の種類
様々なメーカーから販売されているサバ缶ですが、主なものは次の3種類です。
- 味噌煮
- 水煮
- 味付け
味噌を使って煮込んだ味噌煮のサバ缶はとても人気が高い定番で、白いご飯ともよく合います。
水煮は調味料を使わずに水と塩のみで煮込んだもので、あっさりした味のため料理の幅を広げやすいのが特長です。
味付けのサバ缶は醤油や塩などのシンプルなもののほか、レモンバジルやオリーブオイル、トマト煮、カレーなどを使った変わり種もあります。
色々な味が楽しめるのがサバ缶の魅力のひとつでしょう。
サバ缶のおいしい食べ方
サバは味付けや料理方法を幅広い形で楽しめる食材なので、様々なシーンで活躍します。
サバ缶をより楽しむためのおいしい食べ方や料理方法をご紹介します。
何種類か覚えてレパートリーに加えておけば、食卓がより豊かになるでしょう。
- そのまま食べる
- 炒める
- 焼く
- 炊く
- 蒸す
そのまま食べる
新鮮なサバを調理してそのまま缶詰にしているサバ缶は、開封してそのまま食べてもおいしいのが人気の理由です。
白いご飯に乗せてもおいしく食べられますし、温めるとさらに風味が際立ちます。
温め方としては電子レンジを使用するのが一般的ですが、一番のおススメは湯せんです。 手順は次のとおり。
- 鍋に缶が浸かるくらいの水を入れる
- 缶詰は入れずに鍋を火にかける
- 沸騰したら火を止める
- 缶詰を開けずに缶のままお湯に浸け、5分ほど待つ
お湯が沸騰したら火を止めてから缶詰を入れるのがポイントです。
そのまま5分ほど温めると内部まで熱がゆっくり均等に伝わるため、缶に詰めたときのおいしさがそのまま蘇ります。
缶詰をお湯から取り出すときはヤケドに注意してください。
沸騰している熱湯に缶詰を入れたり缶を直火にかけると、缶が破裂する恐れがあるため厳禁です。
炒める
フライパンや鍋にサバ缶をタレごと移し、野菜といっしょに炒めるだけでサバ缶野菜炒めの出来上がりです。
簡単にできて野菜も摂れるうえにおいしい、一石三鳥の調理方法です。
味噌煮のサバ缶なら調味料不要、そのまま炒めるだけで味噌炒めになります。
水煮のサバ缶を使う場合はお好みでカレー粉やケチャップ、塩麹などを加えてオリジナルのサバ野菜炒めを楽しむのもいいでしょう。
ご飯を混ぜて炒めればサバ缶ピラフにもなります。
焼く
サバ缶の中身を耐熱皿に移し、ピザ用に細かくカットされたチーズを振りかけます。
そのままオーブントースターで焼くだけで、お手軽サバ缶のチーズ焼きの完成です。 お好みでトマトやマヨネーズやコショウを足すのもおすすめ。
とろけたチーズとサバの相性は思いのほかピッタリで、ごはんのおかずにも最適です。
炊く
各種サバ缶共通で使える料理方法です。
炊飯器に入れてご飯といっしょに炊くだけというお手軽な方法で、サバ缶の炊き込みご飯ができます。
そのまま炊いてもいいですし、調味料として醤油やみりん、酒などを足すのもおすすめ。
味付けタイプのサバ缶を使用するときは、炊き上がりの味を見てから調味料を足してもいいでしょう。
千切りにしたしょうがや大葉、白ごまなどを足すと風味が増します。
蒸す
フライパンを使って蒸す方法です。
サバ缶の中身をフライパンに移し、ざく切りにしたキャベツやベーコンなどを加えてフタをして蒸します。
お好みでスープの素やバター、レモンなどを加えて風味を付けると食べやすくなります。
中火で5分ほど蒸してキャベツがしんなりしたら蒸し上がり。 お皿に移してからコショウやオリーブオイルを少々足らすと味が整います。
そのまま食べたり炒めたりする場合と違って、出来上がりの食感がふっくらするのが蒸し料理の特長です。
まとめ
サバ缶はDHAやEPA、ビタミンDなどの栄養素を豊富に含む優れた食品です。
手軽に買うことができて長期保存もきくので色々なシーンで活躍します。
種類は大きく分けて味噌煮と水煮、味付けの3種類で、料理方法も炒める、焼く、炊く、蒸すと工夫次第でまさに無限。
温める場合は沸騰させた後火を止めたお湯に入れる湯せんがおすすめです。 ぜひサバ缶料理をレパートリーに加えてみてください。