自分でできるSEO対策【サイトの内部対策~キーワードの具体的な選び方】
SEO対策を業者に依頼するケースもあるかと思いますが、基本的に私はお勧めしていません。
SEO対策は本来自分でできるものです。
もし業者に依頼しなければ上位表示ができないと言うならば、そこにGoogleの公平性がなくなってしまいます。
業者に依頼するかどうかでなく、正しいページを正しく表示されるような公平性こそが本来ネット社会には必要なものです。
このページではSEO対策の基本である内部対策・外部対策、さらにはキーワード選定に至るまでを解説しています
SEOの内部対策と外部対策とは?
SEO対策においては、基本的に二つの対策方法があります。
それがGoogleなどの検索エンジンが評価の対象としている【内部対策と外部対策】になります。
大まかに言うと、内部対策とは自サイトの中の構造や文章の質などを調整していくことになります。
一方で外部対策とは、他のサイトから自サイトへのリンクを貼ってもらって、より信頼性が高く参照されやすいサイトとして認めてもらうというものです。
このうち、外部対策は自分ではどうしようもない部分もありますので、なかなか手が出せない方法となります。
そのためSEO対策、特に個人で実施する場合は内部対策がメインとなります。
内部対策の柱としては、検索エンジンにきちんとサイトの中身をインデックスしてもらって、どんな内容のサイトであるのかを判別してもらうということが第一になります。
その後、読者にとって質が高く、読みやすいサイトであるという評価を受けられるようにすることが目標となります。
この二つのことを成し遂げることができれば、検索エンジンにとって良質なサイトという評価が得られ検索順位がアップすることになります。
具体的に行う内部対策の方法とは?
このように、個人で行うSEOは内部対策がメインとなりますが、その取るべきアクションはいろいろあります。
まず、タイトルと見出しを検索エンジンにとって最適なものとすることがポイントです。
タイトルを見れば、ページの伝えたい内容が分かることが多いため、検索エンジンでもタイトルの内容は重視しています。
ページのキーワードを必ずタイトルに含めること、そして長すぎない量とすることです。
具体的には35文字以内が望ましいと考えられています。
特にスマホユーザーをメインとしたページを作りたいのであれば、コンパクトなタイトルにすべきです。
スマホでは長い文章を1行に収められませんので、短くてシンプルなタイトルの方が有利なのです。
そして、出来るだけタイトルの始めの方にキーワードを入れるようにしてください。
このときの注意点としては、キーワードを文章の前のほうに入れると言っても、文章そのものが不自然にならないように注意することが大切です。
見出しも文章の流れと内容を決めるのに大事な要素です。
そのため、検索エンジンは「h」タグで囲われた見出しにも注目します。
文章には必ず見出しを付けるようにすると同時に、その中にキーワードや関連するワードを入れ込んでいきます。
また、文章の構造に見合ったタグの場所、そして見出しの内容を作ることも大事です。
こうすることによって、検索エンジンはサイトの内容をインデックスする時にスムーズにチェックができるようになります。
コンテンツの質を向上させる
SEO内部対策で最も重要なポイントは、文章の質を上げるということと適切な量にするという事になります。
Googleは良いサイトの特徴として、
- 専門性が高いこと
- オリジナリティがあること
- ユーザー目線に立った内容であること
などを挙げています。
つまり、まず多くの人が知りたいと思うテーマと内容のページであることが大事なのです。
もちろん、かなり限定された対象の人に向けた玄人好みの内容であっても問題はありませんが、読みやすく幅広い層に訴える文章であることは重要です。
そして、通り一遍の内容だけしか書かれていないページではなく、より深い知識が得られる文章であるという点も重要です。
そのテーマについてある程度の知識がある人でも、読んで満足できたと思える質を担保することで、高い評価を受けられるようになるのです。
また、オリジナリティのあるページ、つまり他のサイトを見ても大して変わらないというものではなく、他にはない情報や表現が用いられているものでないといけないのです。
当然、コピペ文章が多用されているページなどは論外です。
コピペがなされていると判断された場合、一気に検索エンジンからの評価は下がりますので、この面では細心の注意を払う必要があります。
文章の量ということですが、特に決まった法則は存在しません。 しかし、あまりに短い、200文字や300文字程度のものだと内容が薄いと判断されてしまうことがあります。
そのため、800文字以上の量は最低でも確保したいところです。
また、冗長なほど長い文章は読者を飽きさせることにつながりますので、避けた方が良いでしょう。
しかし、これもコンテンツの内容により、難しめの内容を解説する記事であれば、3,000文字や4,000文字、ときには10,000文字以上という長文になっても大丈夫です。コンテンツの内容に応じた文章量にするというのがポイントとなります。
外部対策を施す際の注意点
外部対策は基本的に被リンクを増やすというのがメインとなります。
このために自作でリンクを増やすという手法を採る人もいます。
確かに被リンクは増えるのですが、あからさまな自作自演と判断されると逆に検索エンジンからペナルティを課せられ評価が下がる結果となります。
そのため、全く関連のないジャンルのサイトや、サイト同士のつながりが分かるところからのリンクは避けなければなりません。
被リンク作成による対策はもろ刃の剣の面もありますので、慎重に行いましょう。
SEO対策のベースとなるキーワード選び
SEO対策として行うべきことはたくさんありますが、その中でもキーワード選定というのは非常に大事な要素を占めます。
タイトルや見出し、文章の構成、サイト自体の質などのSEO対策における様々なアクションも、キーワード選びが適切でなければ意味のないものとなってしまう可能性があります。
別の言い方をすれば、キーワード選びはSEO対策のベースとなるものであるとも言えます。
用いるワードを基にして、見出しやタイトルを決め、それを中心としてサイトができあがっていきます。
そのため、サイトを作ってSEO対策を行う場合は、まずキーワード選びから始めるという考えで行うと、全体の流れがスムーズになります。
また、施す対策も一貫性の取れたものとなって、より効果の高い集客を行えるようになります。
ユーザー目線でキーワードを推測していく
キーワードとは、検索エンジンで検索されるであろう単語のことを指します。
何らかの商品やサービスを販売したいと思っているのであれば、一般ユーザーはどんな言葉でその商品を検索するだろうかということをイメージしながら、具体的なワードを決めていくのです。
たとえば、ネイルサロンを紹介するサイトを作るとします。その場合、当然メインワードとなるのは「ネイルサロン」です。
しかし、これだけではあまりにも対象が広くなってしまいますので、適切なユーザーを呼び込むことはできません。
実際にユーザーとしても、ネイルサロンという検索だけでは、自分が見たいと思っているページに行き着かないことを知っていますので、さらに対象を絞るためのワードを追加することになります。
たとえば、自分が働いている会社の近くでいいネイルサロンがないかと探しているとすれば、「東京駅 ネイルサロン」という感じで場所を絞るかもしれません。
または、ちょっとお得な料金でできるところを探している場合は「格安 ネイルサロン」といったワードを追加することもあります。
他にも、一緒にペディキュアをしてほしいということで「ネイルサロン ペディキュア」というワードも入れるユーザーもいることでしょう。
このように、「ネイルサロン」という大まかなワードだけでは効果は薄いので、さらに対象を限定するワードとしてユーザーが何を入れるのかを推測することが重要です。
この作業はアフィリエイターの推測でもいいですし、実際的なネットツールを使うこともできます。
ネット上のサービスとして、一つの特定のワードに対して、どんな関連するワードが検索されているかを調べることができるツールが存在します。
たとえば、「goodkeyword」や「KOUHO.jp」などがあります。
こうしたツールサイトでは、メインとなるワードを入れてクリックすると、関連ワードが一覧にして表示され、その順位やどの検索エンジンで特に検索されているかを見ることができます。
こうしたツールを使って、サイト内のキーワードを選ぶことで、より効果的なSEO対策ができるようになります。
関連キーワードを網羅するサイト構成にしてみる
商品やサービスのジャンルによりますが、一つのメインキーワードに対してたくさんのワードが追加して検索されているケースがあります。
特にサービス関連のものが多く、上記のネイルサロンなどの美容サービスや医療関連、不動産、法律関連サービスなどがあります。
こうしたジャンルは主に自分の住んでいる場所、もしくは会社のある場所の近くでいいサービスが受けられないかと考えるユーザーが多いので、地域ごとの関連ワードが出てきます。
たとえば、「ホワイトニング」というメインワードに対して「ホワイトニング 千葉」や「ホワイトニング 大阪」といった具合です。
こうした地域ごとの関連ワードが出てくるようであれば、いっそのことサイト全体でそれぞれの地域を取り上げる形のページを作っていくというのも1つの方法です。
また、ペット系の関連ワードもこの傾向があります。
「ドッグフード」というメインワードであれば、「ドッグフード チワワ」や「ドッグフード 秋田犬」、また「ドッグフード 老犬」などの品種や犬の状態別のキーワードです。
やはりこの場合も、すべての検索キーワードを網羅できるように、サイト全体でそれぞれの関連キーワードを入れたページを作っていくことができます。
大事なのは、関連キーワードはできるだけこぼさずに網羅していくことで、メインワードに関連する検索を行うユーザーを取り込むことができます。
さらに、こうしたサイトを作ることで、情報豊かなホームページとなりますので、ユーザーにとっても一つのサイトでいろいろなことが学べる有用な情報源となります。
当然、その分検索エンジンからの評価も上がりますので、SEO対策として有効な手段となります。
何がユーザーが望む情報なのかを考えながら、キーワードそしてサイト全体を決めていくようにしましょう。