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弁護士の選び方【依頼方法・契約の仕方】現代ではどの弁護士も全国対応型

これまでの生活の中で「弁護士にトラブル解消のための依頼をしたことがある」という経験は全体的には少ないかもしれません。

しかし実際に法律上のトラブルが起きた場合、やはり専門知識が必要になるため、法律の専門家である弁護士への相談や依頼は現実的な選択肢となります。

そしてトラブルが起きてから弁護士への相談の仕方を調べると、時間がかかってしまい、問題が大きくなる可能性もあるでしょう。

ですから弁護士に依頼した場合の流れを、事前に把握しておくことはとても重要です。

弁護士に依頼する時の簡単な流れ

最初に弁護士への依頼から完了までの流れを簡単に見ていきましょう。

弁護士に依頼する内容によって流れは変化するものの、大まかな順序はこのようになります。

  1. 弁護士事務所(法律事務所)を探す
  2. 法律事務所の無料相談を利用
  3. 正式な契約により依頼を行う
  4. 弁護士による調査
  5. 弁護士による相手方との交渉
  6. 裁判
  7. トラブル解決で完了

弁護士に正式依頼する前の流れ

弁護士に正式に依頼する前の流れは次のようになりますが、弁護士事務所によって詳細は若干異なります。

弁護士の探し方

弁護士を探す方法は、大きく分けて3つあります。

★雑誌や電車の吊り革広告や、テレビCMなどから探す

★ネットを利用して弁護士事務所を探す

★知人から紹介してもらう この3つの方法の中で最もおすすめなのは、弁護士事務所のホームページを閲覧する事です。つまりネット検索です。

内容がしっかりしたサイトには弁護士事務所の情報がたくさん載っているので参考にできますし、最近の法律事務所は全国対応が一般的ですので、全国のたくさんの弁護士の中から優秀な弁護士を探すことができます。

次におすすめの方法は、知り合いからの紹介です。

弁護士事務所であれば、どこでも法律上の問題を扱うことはできますが、やはり弁護士の経験や相性もあります。

紹介であれば相談する前に弁護士についての情報を得られますし、さらに知人の紹介による特典も付いてくる可能性もあります。

ただしかなり狭い範囲からの情報提供になりますので、事前のネットでの確認も欠かせません。

弁護士に相談する時は無料相談から始める

弁護士に相談すると高額な費用が発生してしまうと心配される方も少なくありません。

確かに士業への相談である以上、ある程度の出費は覚悟しなければならないでしょう。

しかし弁護士事務所の中には、メールや電話、事務所での無料相談の機会を設けているところもあります。

相談できる内容は、以下のようになります。

  • 問題の内容
  • 解決策
  • 解決までのおおよその期間
  • 慰謝料の請求額
  • 弁護士費用・料金の見積り

相談時に重要になるのは、事実を包み隠さずにすべて話すことです。

弁護士が事実をきちんと把握できないと、弁護士費用や解決までの時間の試算が不正確なものになってしまいます。

初対面の人にプライベートな内容について話すのに抵抗を感じるかもしれませんが、弁護士には守秘義務があるので安心して話してください。

無料相談がない事務所の場合、正式依頼前でも上記の相談に対して相談料が発生するので注意しましょう。

通常30分5,000円ほどの相談料になりますが、事前に初回の相談料が発生するかを確認しておくことは大切です。

弁護士への正式な依頼後の流れ

弁護士への相談を行ない、正式な依頼をすることになったら、次のような流れとなります。

委任契約による依頼

相談だけでは正式な依頼ではなく、弁護士と委任契約を結ぶことで正式な依頼となります。

つまり正式に代理人として、相手方と交渉してもらうための契約書を交わすという事です。

委任契約は相談当日に行なっても良いですが、後日でも問題ないので、契約するかじっくりと検討してください。

正式な委任契約が交わされると、弁護士事務所によっては着手金など支払いが必要になることもあります。

これは弁護士事務所によって異なっているため、料金の支払方法についても契約時に確認してください。

弁護士による調査開始

1ヶ月に数回弁護士事務所に行き、トラブルの詳細について弁護士に説明しなければなりません。

こうした詳細な情報に基づいて、どのような解決策を探るのか、弁護士と依頼人で話し合うことになります。

当事者同士での話し合いで解決が難しい場合、弁護士が依頼人代理人として相手方との交渉を行うことになります。

弁護士が正式に代理人として動くことになるため、依頼者本人が相手方と交渉をすることはなくなります。

裁判による調停

問題が解決しない場合、裁判所による調停が行われますが、弁護士が代理人であるため、裁判所に直接行く必要はほとんどありません。

裁判の結果に納得できるなら依頼は完了し、弁護士への成功報酬や残りの料金を支払うことになります。

判決に納得できない時は、二審三審へ上訴することになりますが、三審の判決に納得できなくても裁判は終わり弁護士の仕事は完了します。

弁護士の選び方・契約まとめ

ここまでが士業である弁護士への相談から依頼、契約完了までの簡単な流れです。

何度か説明していますが、弁護士の扱う法律上の問題は多岐にわたるため、上記の流れはあくまで一般的なものです。

問題によっては手順が省かれたり、さらに多くなることもあります。

重要なのは、当事者による問題解決が難しい場合、弁護士への相談を早め行い、問題に対処する事です。

さらに弁護士に相談する時は、問題の詳細について包み隠さず話し、料金体系についてはっきりさせておくことも重要です。

これによって弁護士との間のトラブルを避けられ、協力して問題だけに取り組むことができます。