見た目イメージが一気にマイナス!歯の黄ばみ
白く綺麗な歯になりたい!歯の色は見た目の印象を大きく左右します。
笑った時に輝くような自然な白い歯がのぞくと、イメージもプラスに傾きます。
これに反して、素敵な笑顔でも歯が黄色いと人に与える印象が変わったりしますよね。
不潔そうに見える、暗い印象や老けて見えたりすることもあります。
歯の色が気になる人は、歯が黄ばんで見える理由や、歯の色を決めているメカニズムについて知っておくと良いでしょう。
歯の色を決めている要素
そもそも歯の色にはそれぞれ個人差がありますが、歯の色を決めている要素について見てみました。
人種と歯の質の違い
白人や黒人と私達黄色人種を比べてみると、歯の色が白いのは白人や黒人ということはご存知でしたか?
実は黄色人種の私達は、白人や黒人に比べてエナメル質が薄い傾向にあるそうです。
もちろん、同じ日本人でも人によって一人一人歯の質は違います。
歯の表面を覆っているのが白色半透明のエナメル質で、その下に黄色の色をした象牙質があります。
象牙質の中には歯髄と呼ばれる組織があります。
歯の色は、主にエナメル質と象牙質の色で決まってくるため、厚みや色の質には個人差があり違いが出てくるようです。
デンタルメンテナンスの意識
人によって歯に対するメンテナンスの意識の差がありますが、欧米人と比較すると、日本人はデンタルケアに対して意識が低いとされています。
歯は顔の一部分です。話している時や笑顔で見えた歯の色が汚れていれば、その人に対する印象がマイナスになってしまう場合があります。
しかしあまりにも違和感や不自然さを感じさせる人もいます。白すぎない自然な白さを求めたいですね。
歯の色は白?黄色?個人差があるのはどうして
歯の色にも、生まれつき白っぽい人や薄く黄色い人と個人差がありますが、先天的な理由があります。
生まれつきの個人差
歯が白く見えるのは歯の表面を覆っているエナメル質と、象牙質が色を決めているということでした。
先天的な理由では以下の理由があるから歯の色に個人差があると言えます。
- エナメル質の厚さが違う
- エナメル質の材質の違い
- 象牙質の色が違う
エナメル質の厚さが薄い人ほど歯が黄色く見えます。
また同じエナメル質の厚さを持つ人でも、エナメル質の材質によって透明度が低いほど白っぽくなります。
透明度があるエナメル質は、中の象牙質が見えて黄色く見えるんですね。 さらに象牙質の黄色が強い人は、エナメル質ごしにその色が見えてしまいます。
後天的に歯の色が変わる要素
歯の白さを決めているのは生まれつきだけではなく、生活習慣や後の後天的な理由によって歯が黄色く変化してしまいます。
- エナメル質の摩耗
- 歯の神経を抜いた
- 飲食物などで着色する
- デンタルケア不足
歯は経過年数によってエナメル質が摩耗していきます。
また歯の神経が死んでしまうと、歯は徐々に変色してきます。虫歯になって神経を抜いた場合などでも、歯は黒くなるのです。
他にも飲食物の成分が付着して歯が黄ばむ原因となります。
この着色による歯の変色は、歯のクリーニングによって元の白さに戻すことが可能です。
歯が黄ばんでしまう理由について
生まれつきの歯の色を変えるにはホワイトニングを行う必要があります。
ただ後天的な理由で歯が黄色くなった場合は、その生活習慣などを見直すことで歯の黄ばみを予防することが可能な場合もあります。
歯が黄ばんでしまうよくある理由を掘り下げて見てみましょう。
食べ物のステインによる黄ばみ
ステインという言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
ステインとは食べ物のポリフェノールが口内のたんぱく質と結合した汚れのことです。 ステインが付きやすい食べ物は色の濃い食べ物です。
- コーヒー・紅茶・緑茶・ルイボスティ
- カレー
- ブルーベリー
- 赤ワイン など
またタバコのヤニはステインよりも吸着力が強く歯が黄ばむ原因にもなっています。
ステインやヤニは表面に付着し時間が経つとエナメル質の中にまで浸透する特性があり、歯が黄色く見える原因にもなっています。
加齢や抗生物質など薬の影響
年齢を重ねれば歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなり、逆に象牙質は次第に厚くなっていくので歯が黄色く見えるのです。
加齢以外にも幼児期に肺炎などを起こし、服用したテトラサイクリンという抗生物質の成分で歯が黄色くなってしまう場合もあるようです。
一般的に黄ばんだ歯が与える印象は、清潔感が感じにくい、生活習慣ができていないのでは?とマイナスイメージを与える場合も多いようです。
歯の色は個人差や生まれつきの理由があるのである程度は仕方のない事です。 ただし歯が黄ばまないように心がける生活習慣や、ホワイトニング用の歯磨きケアなどを行えば今よりも白い歯を手に入れることは可能です。
時間をかけずに真っ白い歯に手に入れたいなら、歯医者でのホワイトニングも試してみても良いと思います。