子育て中に出来る産後ダイエットでおすすめな方法とは？

産後のママの多くは、子育てをしながらでもダイエットに励みたいと思うもの。

産後は、お腹のたるみや下半身太りに悩むケースが多いからです。

何のダイエットもせずに、元通りの体型を手に入れるのは難しいでしょう。

しかし産後は体力が落ちたり、慣れない生活にイライラしたりして、心も体もデリケートな時期。

ですから食事の量を減らしたり、ハードな運動をしたりするダイエットは向いていません。

デリケートな時期でも無理なく行えるダイエット方法で、ゆっくり元の体型に近づけていきましょう。

授乳をしているママは減量に成功しやすい

授乳をしていないママに比べて授乳中のママは、多くのカロリーを消費します。

新生児に授乳をしている場合は、1日に約500Kcalも消費すると言われています。 ですから特別なダイエットをしなくても、減量に成功する可能性が高いです。

しかし消費カロリー以上に摂取カロリーが多かったり不規則な生活が続いていたりすると、思うような効果は見込めません。

新生児のお世話をしているときは特に毎日やることが盛り沢山で忙しいと思いますが、食事をするときは栄養バランスを考えて食べるようにしましょう。

できるだけ和食メインの食事にするのがおすすめです。

そうすれば痩せやすくなるだけでなく、赤ちゃんにも質の良い母乳を届けることができるでしょう。

産後6カ月までが狙い目！骨盤を整えて痩せやすい体に

一般的な出産では骨盤が開くため、産後は骨盤が歪んだり位置がずれたりします。

そうすると血流が滞りやすくなるため、脂肪も燃焼されにくくなるのです。 そればかりか、冷えや腰痛の原因にもなります。

ですから、骨盤を整えることが大事です。 産後すぐは体力が完全に回復していないことも考えられるので、産後1カ月頃から骨盤ケアを始めると良いでしょう。

産後6カ月を過ぎると関節や靭帯が硬くなると言われているので、産後6カ月までにしっかりケアをすることをおすすめします。

骨盤ベルトは、子育てや家事をしながらでも楽に骨盤ケアができるのでおすすめ。

産後専用の骨盤ベルトならば、長く巻いても痛くなったり蒸れたりすることが少ないので、快適な状態を長時間キープできるでしょう。

ストレッチとマッサージで骨盤ケアをしよう

赤ちゃんが寝ているときを狙って、骨盤の歪みに効果的なストレッチをするのも良いでしょう。

5分ほどでできるストレッチなので、以下の順に従ってチャレンジしてみましょう。

• 仰向けに寝て膝を立てる
• 息を吐きながら両足を右に倒す
• しばらくその体勢をキープ
• 息を吸いながら元に戻す
• 逆側も同様にストレッチする

リラックス作用もあるので、入眠しやすいというメリットもあります。

また、たまには骨盤や骨盤周りをマッサージするのもおすすめ。

整体師などのプロにマッサージをしてもらうのが効果的ですが、外出する時間がない場合は家庭用のマッサージ機で関節や筋肉をほぐしてあげましょう。

産後すぐは負担の少ない産褥体操で体をほぐして

前述のストレッチは、体力が回復してから行うのがベスト。

でも、産後1日目から行える産褥体操という体操もあります。 足首を回したり腰を捻ったりする簡単な体操なので、体への負担が少ないです。

このような負担の少ない体操を、1カ月ほど続けるようにしましょう。

また少し体力が回復してきたら、バランスボールを使ってダイエットをするのもおすすめです。

椅子に座るようにしてバランスボールに乗り足を少し浮かせれば、腹筋を鍛えることができます。 座ったまま体を左右に動かせば、体幹を鍛えることも可能です。

スクワットなら赤ちゃんを抱っこしながらでもOK

効率良くダイエットをするのならば、太ももなどの大きい筋肉を鍛えるのが効果的。

スクワットならば赤ちゃんを抱っこしながらでもできるので、子育てをしているママにおすすめです。

ちょっとした空き時間を見つけて、次のようにスクワットをしてみましょう。

• 両足を肩幅くらいに開く（つま先は外向き）
• ゆっくり腰を下ろす
• ゆっくり元の体勢に戻る
• つま先を内向きにして、上記と同じスクワットをする
• 今度はつま先を内向きにした立ち姿勢のまま、ゆっくり上半身を前に倒す
• ゆっくり元の体勢に戻る

スクワットの回数は、自分の体と相談しながら決めてOK。

ゆっくりスクワットをすると筋肉への負荷が大きくなるので、始めは1回でも辛く感じるかもしれません。

体を動かすダイエットに挑戦する前に、規則正しい生活を心掛けることが大切です。

食事の内容やリズムが崩れると、ダイエットの効果が得られない可能性が高いからです。

睡眠不足も痩せにくくなる原因の1つなので、たまには頼れる人に頼って睡眠不足を解消しましょう。

その上で骨盤ケアをしたり体操をしたりして、体を動かしながらダイエットの効果を高めていきましょう。

いずれも産後でもできる、負担の少ない体操やスクワットです。

好きな運動方法を選んだり、体力の回復に合わせて運動方法を変えたりしてダイエットに励みましょう。