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白髪になる原因は?白髪の知っておきたいメカニズムについて

30代なかばを過ぎると気になり始める白髪。

初めて自分の髪の毛の中に、白く光る白髪を発見したときはショックだった、そう話す女性は多いですよね。

それにしても、白髪はどうして生えてくるのか、その原因をご存知でしょうか。 それがわかれば何か対策もできるかもしれません。

そこでこちらでは白髪が発生する原因や、そのメカニズムについて解説していきます。

そもそも髪の毛は白髪で生まれてくる

髪の毛は最初から黒や茶色、ブロンドなどに色がついているわけではありません。

誰の髪の毛も、最初は色のない状態で生まれてきます。

髪の毛の構造

まず髪の毛の構造ですが、髪の毛は次のようなもので構成されています。

  • メデュラ
  • コルテックス
  • キューティクル

メデュラは髪の毛の芯にあたる組織で、キューティクルは透明なガラス状のタンパク質でできた、髪の毛の内部を保護する組織です。

よくキューティクルの整った美しい髪というような表現を見聞きしますが、キューティクルの状態が髪の毛のツヤや指通りの滑らかさを左右します。

そしてコルテックスですが、実はこの中にあるメラニン色素が髪の毛の色を決めています。

コルテックスは髪の毛の性質を決めるとても大切な組織で、髪の毛の85%から95%を占めています。

メラニン色素が髪の色を作っている

髪の毛の色はメラニン色素によって決まります。

メラニンにはユーメラニンフェオメラニンの2種類の色素があり、この2つの色素のバランスによって髪の毛の色が変わります。

ユーメラニンは黒色からこげ茶色、フェオメラニンは赤茶色から黄色の色素で、どちらの量が多いか少ないかで黒髪になったりブロンドになったりするわけです。

例えば日本人に多い黒髪は、ユーメラニンが非常に多くフェオメラニンが少ないというバランスでできています。

ユーメラニンが「非常に多い」から「多い」に変わると、「ダークブラウンへ」やや多いになると「ブラウンへ」というイメージです。

ユーメラニンフェオメラニンも両方少ないのがブロンドです。 そして肝心の白髪はこの両方ともがほとんどなし、という状態なのです。

髪の毛の色は成長の過程で付くもの

では次に髪の毛が生まれてくる仕組みについて見てみましょう。

髪の毛は大きく分けると頭皮の上に出ている毛幹と、頭皮の下にある毛根の2つのパートで出来ています。

髪の毛はこのうちの毛根部分で生まれます。

毛母細胞が分裂

毛根の中では毛乳頭が血液から栄養や酸素、成長促進因子を取り入れて、それを毛母細胞に渡します。

それを受けた毛母細胞は細胞分裂を繰り返しながら増殖して、頭皮に向かって押し上げられ、その過程で水分を失って角化したものが髪の毛になっていくのです。

メラノサイトから色素を取り込む

この段階では髪の毛はまだ色がついておらず、いわば白髪と同じ状態です。

毛母細胞の周りには色素を作るメラノサイトという細胞があり、ここでメラニン色素が作られています。

生まれた髪の毛は成長の過程でメラノサイトからメラニン色素と取り込み、色がついた髪の毛へと変わっていきます。

白髪が生える原因とそのメカニズム

髪の毛に色がつく過程はこのようになっていますが、ではどの段階で白髪になるのでしょう。

次は白髪が生えるメカニズムについて見ていきます。

原因はメラノサイトの機能低下

白髪には2種類のパターンがあります。

1つは成長期の途中から突然白髪になってしまうパターンで、これはメラノサイトが突然消失したり、活動を休止したために起こると考えられています。

もう1つは成長期の途中から徐々に白くなりながら髪の毛が伸びていくパターンで、原因は加齢などによりメラノサイトが次第に衰えていくために、色素が少しずつ減少していくためというものです。

※成長期とはヘアサイクル(毛周期)の中の毛髪が最も活発に伸びる期間のことを言います。

なぜメラノサイトの機能低下が起きるのか

メラノサイトの機能低下の主な理由は加齢によるものとされています。

メラノサイトメラニン色素を作る際に、チロシナーゼという酵素が必要となりますが、加齢とともにこの酵素も減少します。

するとメラニン色素が作られなくなり、髪の毛に色が付くこともなくなります。

またメラノサイトが突然消失してしまうこともあり、その理由についてはまだ解明されていません。

まとめ

髪の毛に白髪ができるのは、メラノサイトの機能低下や消失が原因ですが、なぜこうしたことが起こるのか、詳しくはまだわかっていません。

白髪が増えるのは加齢や遺伝という要因が大きいと言われますが、その他にも多くの要素が考えられています。

たとえばストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足などはよくあげられるネガティブ要素です。

でもそれらは要素の1つであって、もっと複雑な原因が絡み合っているのかもしれません。

いずれにしろ生活習慣を整え、加齢を遅らせるための対策を取り、よく眠ることが大切だということは間違いなさそうです。