話題沸騰のMCTオイルで確実にダイエット
美容や健康、ダイエットに効果があるとして今話題沸騰なのがMCTオイルです。
使用者は一般人から一流のアスリートまで幅広く、関連商品は飛ぶように売れているといいます。
その人気秘密はどこにあるのか、MCTオイルの効能や効果について調査しました。
MCTオイルとは?
MCTオイル(Medium Chain Triglycerides Oil)は、主にココナッツやパームフルーツなどに多く含まれる中鎖脂肪酸という種類のオイルです。
良質な脂肪分が摂れる健康維持や運動効率を向上させる効果が期待できるとして、家庭だけでなく医療やスポーツの現場でも注目されています。
MCTオイルの特長を見てみましょう。
- 消化吸収が良くエネルギー効率が高い
- 劣化しにくく飲みやすい
- 空腹感が抑えられる
- 集中力が高まる
消化吸収が良くエネルギー効率が高い
一般的に広く使われているサラダオイルやオリーブオイル、菜種油などに含まれる脂肪は長鎖脂肪酸といって、分子に含まれる炭素数が12個以上の長い構造になっています。
これに対しMCTオイルの中鎖脂肪酸は炭素数が5個から11個前後と少なく、コンパクトな分子構造になっているのが特長です。
また小腸で消化吸収された後に肝臓で分解されエネルギー源として貯蔵される長鎖脂肪酸と違って、中鎖脂肪酸は胃から門脈を経由して肝臓へ運ばれます。
そのため消化吸収が良く、エネルギーとしても利用されやすいという性質があります。
素早くエネルギーとして利用できる分体脂肪としても蓄積されにくく、ダイエットの際のエネルギー源としても適しています。
劣化しにくく飲みやすい
MCTオイルは酸化や熱に強いため、劣化しにくい安定した性質をもっています。
常温保存が可能なので家でも置き場所に困りません。
またMCTオイル自体には味や香りがないため、飲み物や料理に混ぜるなど様々な形で摂取することができます。
摂取量の目安は1日大さじ1から2杯程度。
一度に多量に摂り過ぎるとお腹がゆるくなる場合があるため注意しましょう。
空腹感が抑えられる
MCTオイルを摂るとレプチンという食欲抑制ホルモンが活性化するため、少量でも満腹感が得やすくなります。
身体に必要な良質のオイルを摂りながらカロリー制限を行うこともできるため、ダイエットに励む人の間でも高い人気を博しています。
集中力が高まる
エネルギー効率の良いMCTオイルは、脳のエネルギー源としてもパワーを発揮します。
脳のエネルギーとしてはブドウ糖がよく知られていますが、MCTオイルを摂るとブドウ糖の代わりにエネルギーとなるケトン体が生成されやすくなります。
ケトン体は脂肪が分解された物質で、これがエネルギー源として利用されることで集中力が高まる効果が期待できるわけです。
実際にMCTオイルを摂っている人からは仕事に対する集中力が高まった、トレーニングの効率が上がったなどの声が実感として上がっています。
ダイエット時にも良質なオイルを積極的に摂るべき
ダイエットや健康維持といった目的のために食事から摂る脂肪分をとにかくカットしようとする人がいますが、これは正しくありません。
脂肪はたんぱく質や炭水化物と並んで身体の健康を保つために欠かせない3大栄養素のひとつです。
あらゆる脂肪分を摂らないようにするのではなく、MCTオイルのような良質な脂肪分を摂るようにすべきなのです。
MCTオイルで最強コーヒー
空腹感が抑えられるMCTオイルの特性を活かしてブームになったのが、完全無欠コーヒーとも呼ばれていたMCTオイルコーヒーダイエットです。
これはコーヒーにMCTオイルとギーバターを加えたものを朝食代わりに摂るというダイエット方法です。
ダイエットでは朝食をしっかり食べることが大事とよく言われますが、実際には時間がなくて食べない人も多いもの。
忙しい朝でもすぐに作ることができるMCTオイルコーヒーを朝食代わりに摂る人は増えました。
1日のはじまりにMCTオイルを摂ることで内臓脂肪の燃焼効果を見込むことができ、痩せやすい身体を作ることができます。
もっともMCTオイルコーヒーはそれ自体がおいしく身体にいい飲み物なので、ダイエットをしていない人にもおすすめです。
使用の注意点
普通の油より加熱して発火する温度が低いため煙が出やすく、直接火にかけられません。
炒めものや揚げ物などに使用できないのです。ヨーグルトやサラダなどにかけて使用しましょう。
また中鎖脂肪酸油は脂質のためカロリーが高く、摂りすぎに注意しましょう。
まとめ
ココナッツやパームなどから得られる中鎖脂肪酸、MCTオイルは美容や健康増進に効果のある良質なオイルです。
一般的なサラダオイルやオリーブオイルなどの長鎖脂肪酸に比べて構造がコンパクトなため体内での利用効率が高く、消化吸収が速やかという特長を持っています。
効能としては満腹感が得やすい、集中力が高まる、痩せやすい身体になるなどがあり、ダイエットにも適しています。
1日大さじ1杯から2杯程度を目安に好きなドリンクや料理に混ぜる形で手軽に摂取できるので、少量から試してみてはいかがでしょうか。
忙しくて朝ご飯を抜いているという人には、腹持ちのよい朝食代わりのMCTオイルコーヒーはおすすめです。